公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

サトイモの植え付け2017.4.24

先日、サトイモの栽培方法の検討を行っているD圃場に「高畝・深植え」で植え付けました。

今日も同じ圃場に同じ方法で植えましたが、今回の種芋は、昨年収穫して保存しておいた親芋を利用しました。

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ご存じのようにサトイモは植えた種芋の下方に親芋を付け、さらに「親芋」の周囲に「子芋」、子イモの周囲に「孫イモ」をつけます。

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画像:「鹿児島の食育・農業・自然・歴史・観光 見聞録」より引用

 

親芋も本来は食べれますが一般的には出荷しません。そこで親芋の有効利用を目的に、冬期間中は蓋付きバケツに親芋ともみ殻を一緒に入れ、育苗ハウス内で保存しました。

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保存中に腐敗した芋は全118個中2個だけでした。

親芋の種芋に利用すると収量が期待できます。ただし栽培中に土中で腐敗しやすいようなので、水持ちよい粘土質の土壌では今栽培のように高畝が必要と考えています。

参考URL:サトイモの有機質肥料栽培及び親芋利用栽培試験結果(H25)(一関市)

 

畑に植えた親芋の外観はソフトボール以上に大きく、かつ保存中に発芽もしたため、「植え付け」というよりは「定植」のような感じになりました。(H.Y.)

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圃場だより