公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

タマネギの追施用で学んだこと2017.12.9

先日植えたタマネギも、どうやら無事に活着したようで葉は立ち上がりました。

そこで、EMボカシと有機苦土石灰を少し追施用しました。

写真1
自然農法では有機物は植える前に施用して土の中で分解させておくことが基本ですが、タマネギの場合は年内に大きく育ちすぎると抽台する恐れがあるので、タマネギのための元施用はせず、植え付け後に追施用を3回にわけて実施します。

さて追施用の方法ですが、マルチを張っているので昨年と同様にマルチの上からボカシ肥をまき、ほうきで掃きながら植え穴に落としました。

写真2

写真3

 

追施用に費やした作業時間は、1.5m幅×30m長の畝1本で10分程度でした。

写真4

ところで、タマネギ用として市販されている有孔ポリマルチは直径5㎝の穴があり、スタッフH.Y.は、「こんなに大きい穴では雑草も生えやすく、土表面も乾きやすくなるのでは?」と昨年まで思っていました。

写真5

ところが、タマネギの植え付け作業と追施用作業の効率化を考えると、このマルチ穴の設計は妥当であると思いました。

スタッフH.Y.は、2年前まではタマネギでポリマルチを使用したことがありませんでした。

農業資材の作りも一つ一つに意味があることをこの作業を通して学びました。(H.Y.)

圃場だより