有機JAS法設置の背景

国際的なグローバル化の波

1995年に成立したWTO体制の下で、TBT協定に基づき、合理的な理由がない限り国内規格は国際規格を基礎とすることが義務づけられています。こうした状況の中、コーデックス委員会において、国際食品規格や各種表示に係わるガイドラインが作成され、各国の国内規格の基準となりつつあります。有機農産物やその加工食品についても、国際的な基準との整合性が求められました。

品質管理システムの導入

企業でも、IOS9000(品質保証に関する国際規格)の取得などが国際的な流れになりつつあり、国内の食品産業においてもこのような管理手法(品質システム)の導入が課題となっています。

用語解説

【コ-デックス委員会】

消費者の健康の保護、食品の公正な貿易の確保等を目的として、1963年にFAO(国連食料農業機関)及びWHO(世界保健機構)により設置された国際的な政府間機関であり、国際食品規格(コーデックス規格)の策定等を行っています。加盟国は、2014年5月現在、185カ国、1加盟機関(EU)です(日本は1966年より加盟)。コーデックス委員会の下に、計28部会(休会中の部会も含む)が設けられており、部会は加盟国の中から選ばれたホスト国が運営しており、会議は通常ホスト国で開催されています。

【ISO9000シリーズ】

ISO(国際標準化機構)とは、物的及びサービスの世界的な標準化及びその関連活動の発展・促進を目的に、1947年に設立された非政府機関です。ISO9000シリーズとは品質システムに関する初めての国際規格であり、加工業者等は認証制度(品質システム)を利用してこれらの規格への適合の認証を取得することができます。

【TBT協定】

1979年4月に国際協定として合意されたGATTスタンダードコードが1994年5月にTBT協定として改訂合意され、1995年1月にWTO協定に包含されたものです。TBT協定はWTO一括協定となっており、WTO加盟国に適用されています。この協定は、基準・規格やその認証制度が貿易の障害にならないよう制度的な枠組みを整備する事を目的とし、わが国の国会の批准を経て1995年1月に発効しました。地理的条件など特別な理由がない限り、国内で食品等の規格を作成する際は国際規格を基礎とすることなどが定められています。

参考資料:リーフレット「ご存じですか?有機食品の検査認証制度」一般社団法人 日本農林規格協会
IMG_2921
有機認証について