公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

第7回 田の草フォーラム in東京(2017年1月28~29日、東京都渋谷区)

「田の草フォーラム」とは、除草剤などの農薬や化学肥料を使わず、環境を取り戻す田んぼを作っている農家が悩む最大の問題である、「田の草をどうしたら稲を作っている時期に抑えられるか」、「田の草はどういう働きをしているのか」、「どうやって付き合ったらいいか」を全国で田の草を上手に制御している実践農家の方々に発表していただく場です。
また、コメンテーターとして、民間稲作研究所の稲葉光圀氏、自然農法センターの岩石真嗣研究員に、考察・分析いただき、技術を普遍化する努力をします。

有機栽培を行っている農家さん、これから行いたいと考えている農家さん、また、そういった農家さんからお米を買っている消費者の皆さまも含めて、皆で「田の草」について考えていきましょう。

「田の草フォーラム」は以下の目的を持った会です。
・環境を取り戻す稲作を長年研究、実践している達人たちの田の草技術の発掘、紹介。
・その技術を研究者、指導者による考察・分析で、少しでも普遍化したものにする。
・気象条件の地域差、毎年の天候不順、土壌の違い、水の違いなどを乗り越えて、諸条件の影響を
 受けにくい丈夫な稲作りの技術を共有し、毎年何とか大差なくクリアーできる農家を増やす。
・全国で自然再生を目指してがんばっている農家さんたちの情報交換と交流。

(以上、NPO法人めだかの学校HPより)

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↑ 第5回 田の草フォーラムの様子(案内チラシより)

上記ご案内の通り、当センターで約30年間、水稲と土と田の草の関係を研究してきた岩石真嗣(現普及部長)がコメンテーターとして参加し、2日目(29日)には「自然と戦わない田の草防除 ~世界からWARをなくす農法~」と題して講演もします。
自然農法の目から見た、田の草とのつきあい方について提言します。

また、当センターの技術交流会で視察受入をしてくださった千葉県の佐藤真吾さん、宮城県の安部陽一・陽介さんも実践農家として事例報告されます。

皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい。

案内チラシはこちら(別ページでPDFが開きます)

 

日時:2017年1月28日(土)~29日(日)
28日 13:30~18:55(13:00~受付)、夕食交流会19:30~21:30
29日 8:40~11:55(8:10~受付)

場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
(151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1 TEL:03-3469-2525)

内容:
第1部[田の草対応・実践農家からの報告]
①佐藤真吾(千葉県匝瑳市)    複数の除草技術の積み重ねで草と戦わない米づくり
②安部陽一・陽介(宮城県美里町) 泥炭など不利な条件を整えて42町歩の大規模有機栽培
③水口博(栃木県大田原市)    草のリズムに合わせた田植えでクログワイもうまくいく
④大久保純一(富山県富山市)   富山の自然と生きもののリズムに合わせた米づくり
⑤杉山修一(栃木県塩谷町)    深水代かきと深水田植えは生きものたちに優しい
⑥舘野廣幸(栃木県野木町)    冬・草・田んぼ-基盤整備後の1からのスタート
⑦斉藤真一郎(新潟県佐渡市)   草を活かしきる自然栽培(山形の佐藤秀雄田の報告)
⑧荒生秀紀(山形県酒田市)    田んぼが生み出す莫大なエネルギーを攪拌する

第2部[田の草研修とパネルディスカッション]
①自然と戦わない田の草防除  ~世界からWARをなくす農法~ 岩石真嗣((公財)自然農法国際研究開発センター普及部長)
②除草剤を使わない稲作り・最新研究 稲葉光圀(NPO法人民間稲作研究所理事長)
③講師・発表者全員によるパネルディスカッション・質疑応答

参加費:
宿泊される方:12,000円(参加費、資料代、会場費、夕食代、交流会費、朝食代、宿泊費を含む)
宿泊されない方:7,300円
2日目の講演会のみ参加の方:お米くらぶ・メダカのがっこう会員:1,500円 一般:2,000円

主催:田の草フォーラム

共催:NPO法人メダカのがっこう、(公財)自然農法国際研究開発センター

協力:NPO法人民間稲作研究所 NPO法人秀明自然農法ネットワーク

詳細はこちら(NPO法人めだかの学校HPにリンクします)

普及活動