2025年09月22日
長野県主催の研修会「オーガニックアカデミー」の来場講座を受け入れ、当センター専門技術員の三木が講師を担当しました。
9月16日に、長野県が有機農業の取り組みを拡大するために実施している「オーガニックアカデミー」全4回のうち、第2回の[水稲有機栽培]が当センターを会場として開催されました。
受講者は新規就農希望者や生産者、市町村の農政担当、県の普及員などの方々で、前半の座学では【草に負けない田んぼづくり】として、[栽培技術の視点とポイント][稲作は秋からスタート][代かきのポイント][育苗・田植えとそれ以降のポイント]など、イネが元気に雑草が大人しくなるよう、生活習慣を整え地域の状況に即した栽培技術の総合化について、慣行栽培との共通点などの講座を行いました。
後半の田んぼの視察では、有機栽培でも自然栽培でもイネが健康に育てば[イネが元気で雑草が大人しくなる]の実際を見ていただきました。 圃場視察では参加者からの反応もたくさんあり、雑草がおとなしい田んぼに目を見開いていたり、イネの生育量が一般栽培と遜色ない様子に驚いていた方や、無施肥の田んぼのイネと雑草の様子から地力をどう活かすのかという考え方に頷いていただいたり等々・・・。
質問では、稲わらの還元量についてや、品種利用、病虫害に対する対応をどう考えているのか、地域の有機農業の拡大に関する課題や考え方、などなど、多くの質問をいただき、有益なディスカッションができました。
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