公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

在来種

しろうま

しろうま

キュウリ タネの購入・作型
    • 長野県白馬村の丸山家で代々自家採種された品種。
    • 葉は淡緑の角葉、茎は細長く草丈が高く草勢は弱い。
    • 黒イボで果皮は白黄色、やや短く肉質は柔らかい早生種。
下津井在来

下津井在来

キュウリ タネの購入・作型
    • 高知県大正町の地方品種。
    • 白イボで短く太い。
    • 果肉はもろく歯切れがよい。
    • 小葉で節間が短く、側枝は横に伸びる地這い性の晩生種。
    • べと病、うどんこ病に強い。
須藤胡瓜

須藤胡瓜

キュウリ タネの購入・作型
    • 大分県久柱町の須藤家で代々自然農法により自家採種された品種。
    • 大葉、茎太で草勢強い。
    • 雌花は主枝に殆ど着果せず、側枝も遠成りの晩生種。
    • 果実は短太で茶イボ。肉質極上。
大豊在来

大豊在来

キュウリ タネの購入・作型
    • 高知県大豊町の地方品種。
    • 淡緑色の角葉で茎細く側枝の発生は多い。
    • 雌花は主枝に殆ど着果せず、側枝も雌花が遠い晩生種。
    • 果実は短太で白イボ。
椎葉村在来

椎葉村在来

キュウリ
    • 宮崎県椎葉村の地方品種。
    • 果実は黒イボで短い。
    • 淡緑の中葉、節間長く茎太で側枝が多く発生し草勢は強い。
    • 枝成り型で7~8節おきに着果する中晩生種。
    • べと病、うどんこ病に強い。
アマランサス

アマランサス (立穂赤)

水稲・雑穀・緑肥 タネの購入・作型
    • 穀物用で子実にはカルシウム、タンパク質、ビタミン、ミネラル、植物繊維などが豊富に含まれている。
    • 草丈2m位、穂は濃赤、茎葉は濃赤紫、多肥にすると倒伏しやすい。
    • 播種期は、冷涼地で5月下旬、温暖地で5月中旬~7月上旬である。
    資料
    アマランサス栽培ポイント
黒アズキ

黒アズキ

水稲・雑穀・緑肥 タネの購入・作型
    • 豆色が黒色の岩手県在来種。表皮が薄く、こしあんがよくできるが、つぶあんには適さない。
    • 病害虫が少なく多収なので、自家用に適する。
    資料
    黒アズキ栽培ポイント
モチキビ

モチキビ (松本系)

水稲・雑穀・緑肥 タネの購入・作型
    • 長野県松本盆地の在来種。
    • 糯性。中生、中桿、倒伏に強い。
    • 穂は寄穂型で長く穂数は多い。
    • 収穫は茎葉が黄変し始め、穂先が5分通り成熟した頃穂刈りする。
    資料
    キビ栽培ポイント
モチアワ

モチアワ (松本系)

水稲・雑穀・緑肥 タネの購入・作型
    • 長野県松本盆地の在来種。
    • 糯性。中生の早、痩せ地にも適し、やや短桿。倒伏に強い。
    • 穂は先端がやや太い棍棒形で、葉と茎の色が緑紫になる。
    • 播種時期は冷涼地で5月下旬~6月中旬。
    • お米に混ぜて炊くと粘りがでて美味しい。
    資料
    アワ栽培ポイント
ウルチアワ

ウルチアワ (中国系)

水稲・雑穀・緑肥
    • 中国で栽培されている品種。
    • 粳性。中生の晩、中桿で倒伏に強い。
    • 穂は先端が尖る円錐形で、葉と茎の色が緑になる。
    • アワ粥にするとおいしく、体が温まる。
    資料
    アワ栽培ポイント
鹿児島在来ササゲ

鹿児島在来ササゲ

水稲・雑穀・緑肥 タネの購入・作型
    • 鹿児島県で栽培されている在来種。
    • つるなしの矮性。
    • 莢は細長く種子が10~16個入っており、よく着莢し、暑さや乾燥に強く栽培しやすい。
    • 種子は小豆色、大きさは小豆より小さいが形はよく似ている。
    • 赤飯やご飯に混ぜて食べると美味しい。
    • 冷涼地では6月上旬に播種し、8月中~下旬に収穫になる。
    • 早生で茎葉が繁茂し雑草抑制効果があり、秋野菜の前作に適する。連作障害が出やすいので、二年以上の輪作を必要とする。
    資料
    ササゲ栽培ポイント
奈川ササゲ

奈川ササゲ

水稲・雑穀・緑肥
    • 長野県松本市の山間部で栽培されている在来種。
    • つるなしの矮性、カウピーとも呼ばれている。
    • 豆色は赤色でアズキによく似ているがやや大きく腎臓形をしている。
    • 乾燥に強く育てやすい。
    • 赤飯用の豆として欠かせないお豆、煮豆、あんなどアズキと同じような調理法で食べることができる。
    • 播種期はアズキに準じ、冷涼地で5月中下旬~6月中旬。
    資料
    ササゲ栽培ポイント
ヒエ ヤリコ

ヒエ ヤリコ

水稲・雑穀・緑肥
    • 岩手県、青森県の山間地で昔から栽培されている在来種。
    • 早生で播種後80~90日で出穂、8月下旬~9月上旬に成熟する。
    • 桿長はやや長く約150~160㎝。穂は先が鋭く細い円錐形。
    • 多肥では倒伏しやすい。痩せ地向きの品種で冷涼地に適する。
    資料
    ヒエ栽培ポイント
緑肥用カウピー

緑肥用カウピー

水稲・雑穀・緑肥
    • マメ科ササゲ属の1年草本。
    • 種子はアズキに似ているが黒色で小さい。
    • 生育初期は矮性のように伸びないが、高温期に入るとつるを伸ばし旺盛に生育して大きな藪になり雑草を圧倒するので、秋作の前作緑肥として利用できる。
    • 高温乾燥に強いが霜に弱いので、降霜の恐れがなくなってから播種する。
    資料
    ササゲ栽培ポイント
新戒青菜

新戒青菜

その他葉菜 タネの購入・作型
    • 群馬県のあるお寺で自家採種されてきたという黒葉系コマツナ。
    • 草姿半立性、やや平軸で葉色は濃緑色で照りがある。
    • コマツナらしい風味に富み、お浸しや汁の実、雑煮の青菜として最適である。
    • 春まき/秋まきできるが、秋まきの方が良品が収穫できる。
川島かき菜

川島かき菜

その他葉菜 タネの購入・作型
    • 群馬県南部の川島家で代々自家採種してきたかき菜(茎立菜)。
    • 春先に菜の花の花茎を2葉残して掻きとり、収穫する。
    • 葉は淡緑色で厚みがあり、茎はアスパラガスのような風味があり非常においしい。
    • 温暖地に適し作りやすい。
島村インゲン

島村インゲン

インゲン・スイートコーン タネの購入・作型
    • 埼玉県の島村氏が自然農法で自家採種してきた平莢のつるありインゲン。
    • ウイルス病に強く生育旺盛で、着莢の早い早生品種。
    • とり遅れると莢が硬くなりやすいので、若莢で収穫する。莢長18cmが収穫の目安。
    • 種子を完熟させて煮豆にしても美味しい。
越谷インゲン

越谷インゲン

インゲン・スイートコーン タネの購入・作型
    • 埼玉県越谷市の自然農法実施者が長年自家採種してきたつるありインゲン。
    • 莢長18㎝、濃緑色の丸平莢、良質肉厚で柔らかく、食味が良い。
    • 草勢が強く耐暑性のある中生種で、初期収量は少ないがつる持ちが良く、秋口まで長期間収穫できる。
木曽紫カブ

木曽紫カブ

ニンジン・ダイコン・カブ タネの購入・作型
    • 長野県木曽地方在来の木曽カブから選抜育成。
    • 葉は開張し、欠刻が多い。
    • カブは腰高で大きく濃紫色となる。
    • 甘酢漬けにすると薄紫色に染まり、美味。
    • 秋まき専用。
在来青ナス

在来青ナス

ナス タネの購入・作型
    • 果形は卵形の大果で、ヘタ、果皮ともに緑色。
    • 草姿は開帳性、茎太で節間短く、大葉で着果は少ないが草勢が強く、育てやすい。
    • 果肉が柔らかく200~250gの大果で収穫しても硬くなりにくい。
    • 汁の実や煮食に適する。
ブラジルミニ

ブラジルミニ (ミニ)

トマト タネの購入・作型
    • ブラジルの有機農業で自家採種されてきた桃色ミニトマト。
    • 初期は甘みが少ないが盛夏を過ぎると味が乗ってくるので、できるだけ遅まきする。
    • 葉色淡く、草丈が低く無整枝栽培できる。
    • 肉厚で裂果が少ない。
    • 病気に強く、霜が降りるまで収穫でき、家庭菜園に最適。
長野在来ハッパード

長野在来ハッパード

カボチャ タネの購入・作型
    • 長野県に土着したハッパード系在来種。
    • 大葉、茎太でつるが長く、草勢は極めて強い豊産種。
    • 果実は黒皮の紡錘形。果重1.8㎏前後。
    • やや粘質がかる粉質で、収穫後1か月頃までが食べ頃。
    • 早生種で作りやすくゴロゴロと着果する。
    • 自家採種に最適。

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