田んぼの技術指導
稲を元気に育てて雑草を抑える
農薬を使わず収量増と品質の向上を目指します
稲を元気に育てて雑草を抑える
農薬を使わず収量増と品質の向上を目指します
「収量が伸び悩む」「雑草が手に負えない」「病気や害虫の被害が深刻」。有機の米作りに挑戦する皆様から、このような切実な声を耳にします。
慣行栽培であれば、化学肥料や農薬を活用した課題解決も可能です。
しかし、自然の力に基づいた自然農法・有機栽培では、農薬などを使わずに根本的な解決に挑まなければなりません
そのためには、作物と自然のサイクルを理解し、長期的な視点に立った栽培計画が不可欠です。
私たちは、長年の研究と実践から、有機の米作りの成功の鍵は「総合的な栽培管理」と「連続した栽培サイクルの継続」にあると確信しています。
自然の力を最大限に引き出して稲を健康に育てる、持続可能で豊かな米作りを、私たちと共に実現しましょう。
私たちが、稲作において最も大切にしているのは「稲を健康に育てる」ことです。稲が健康に育つからこそ、病害虫に負けない、雑草よりも旺盛に生育し雑草の成長を抑制する、倒伏しにくい、味や収量が充実するなど、高品質で多収量な稲作に繋がると考えています。
そのためにも、稲の生育ステージごとに最適な対処が必要です。「生育初期にしっかり育てる」「適切なタイミングで養分を効かせる」「根を傷めない」「その都度、最適な水管理」「根をしっかり下に伸ばす」など、その都度稲の様子を伺いながら適切に対処します。また、一般的には春から始まると思われがちな稲作を、収穫後の稲わらの適切な処理などを行い翌年の稲作に繋げるなど、前年の秋以前から繋がっていると捉えて、連続的な田んぼの管理を行います。
このような対処の連続を総合的に捉えた栽培技術の体系、それが皆様にお伝えする私たちの水稲有機栽培です。
単一の対処法では解決できない有機の米作りの課題。雑草、害虫、高温登熟、倒伏、収量、コメの品質など、それぞれの問題には必ず「なぜ?」があります。
例えば、雑草対策では、単に除草するのではなく、雑草の生育史を学び、発生原因となる土壌環境や栽培管理を見直します。
私たちは、年間を通して栽培を全体で捉え、各時期の対処が相互に与える影響を深く理解することで、その「なぜ?」を解き明かします。
栽培過程の一つ一つを表面的な対処として捉えず、栽培全体を見渡して、課題の原因の追求と解決に重点を置いた指導を提供します。
雑草は、水稲有機栽培の大きな課題の一つです。収量減や雑草種子などの異物混入、そして過酷な除草作業、特に水田除草は、時間と労力を著しく消耗し、栽培コストを圧迫します。
そのため、私たちは「除草」の以前に雑草を発生させない「抑草」の技術を開発してきました。
その技術のキーとなるのが、雑草の生育史を徹底的に把握し、生育段階に合わせた環境制御と捉えています。
これらの技術によって、稲の生育が旺盛となり雑草との競合に打ち勝ち、相乗効果的に自然と抑草へと繋げる。
長年の研究と実践で確立されたこの技術を、地域の特性や圃場の状況に合わせて提供します。
雑草に悩まされない、経営視点でも継続可能な有機の米作りを、私たちと共に実現しましょう。
技術指導のベースとなっている有機のイネつくりについて各種メディアで発信しています。
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