公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

畑の技術指導

気候や環境など地域の特性をつかんで
土壌と自然の力を活かして充実の収穫を目指す

「安定した野菜の品質と収量を確保し、学校給食などへ供給したい。でも、化学肥料や農薬は使いたくない。どうすればいいんだろう?」
有機栽培に挑戦する際、多くの方がこのような課題に直面します。

化学肥料や農薬を使えば、品質や収量の安定は比較的容易かもしれません。しかし、有機栽培では、自然の力を最大限に引き出し、生態系を考慮した持続可能な方法で解決しなければなりません。そのためには、単に有機質肥料を使うだけでなく、土壌、作物、そして周囲の生態系全体を理解し、総合的な栽培管理を行う必要があります。 私たちは、自然農法や有機栽培の基本的な考え方をお伝えしながら、それぞれの畑や地域環境、抱えらている課題を丁寧に観察・ヒアリングします。 そして、皆様一人ひとりの課題に寄り添い、解決に向けた具体的な栽培技術を提案します。

化学肥料や農薬に頼らない栽培は、決して簡単なものではありません。しかし、自然の力を最大限に引き出し、持続可能で豊かな農業を実現するために、私たちと共に歩みませんか?
皆様の有機栽培・自然農法への挑戦を全力でサポートいたします。

野菜を健康に育てる

「病気に負けず、豊かな収穫を迎えるには何が大切か?」
その答えは「野菜を健康に育てる」ことだと、私たちは考えています。

化学肥料や農薬に頼らない自然農法、有機栽培だからこそ野菜自身の健康が重要です。そのためには、自然環境や気候、土壌の特性などを総合的に考慮し、その土地に合った品目・品種を選定します。また、野菜が本来持つ力を発揮できるよう、土を育てて畑の環境を整えるのも大切です。

私たちは、環境と作物の個性を活かし、その相互作用を最大限に活かす栽培管理技術を提供します。

土を育てる有機物活用

土は、雑草や作物残渣、有機肥料などの有機物を分解して養分を生み出し、植物を育みます。そして、植物は土に根を張り、光合成による産物を土壌生物に供給することで、土そのものを豊かに育てています。 このように、土と植物が相互に作用し合いながら育っていきますが、この働きを栽培者が手助をけすることを「育土」と呼んでいます。
この「育土」は、単に堆肥や有機肥料を施して土を肥沃にするだけではありません。作物や緑肥、雑草、そして虫や微生物を含めた畑全体の生物多様性を高めることも含みます。

例えば、土の養分を豊かにするために有機物を施す場合、植物を育てるためには、適切なタイミングでの収穫残渣や堆肥、有機質肥料の投入だけではなく、投入後の分解に必要な期間などや、前の作物の収穫後から次の作までの管理を考えるのも大切です。

自然農法センターと多くの生産者とで培ってきた「育土」の考え方と実践方法を、皆様の畑や環境、目標地点に合わせながら、しっかりとお伝えします。

緑肥で畑の環境を整える

畑で敢えて草を育てて作物の栽培に活かす「草生栽培」をご存じでしょうか?
私たちは、緑肥と呼ばれるイネ科やマメ科の植物を活用し、畑の環境を整える草生栽培に取り組んでいます。 育てた緑肥を敷草や肥料として活用する「草生栽培」は、有機物の供給だけでなく、土壌生物の多様性を促進し、天敵の住処を提供するなど、多面的な効果が期待できます。

私たちは、生産者と協働しながら自然農法の長年の研究を続け、「草生栽培」の他にも、畑の環境や品目・品種の特性に合わせた栽培技術を培ってきました。 自然農法や有機栽培では、畑の環境を知り、土壌や生物多様性などを含めた総合的な栽培管理が必要となります。
私たちの知見と実績に基づいた栽培技術指導を提供します。

RECOMMEND

技術指導のベースとなっている自然農法の野菜栽培について各種メディアで発信しています。
栽培技術に興味をお持ちの方は、ぜひご覧下さい。

書籍

有機農業・自然農法
技術交流会資料集

自然農法にとって大切な「育土」「農地生態系」などを網羅した1冊。
全国の自然農法ユーザーとの交流会で提供される貴重な情報資料集です。
自然農法の野菜栽培・水稲栽培の基本的な考え方と技術を紹介します。

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