出前講座

当センターでは「自然農法の歴史や理念・原理」「有機農業や自然農法における水稲・野菜栽培」「自家採種」「家庭菜園」「有機JAS認証」など、各分野の出前講座を行っています。

長年の研究・開発の成果や現場生産者との技術・情報交流を通じて得た多くの事例をもとに、知識と経験豊かな講師陣がお話しします。
講師が皆様の地域に伺って、あるいは、皆様が当センター農業試験場にお越しいただいて行う講座です。

一人でも多くの方に有機農業・自然農法をお伝えしたいと願っています。
関心のある講師・講義内容がございましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。

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講師料:3万円程度(応相談・一部講師を除く)
※旅費実費は別途頂戴いたします

各講師の担当分野一覧(講座タイトル例は各講師の欄をご覧ください)。

理念・原理 稲作 野菜作 家庭菜園 自家採種 有機JAS
岩石 真嗣
岩堀 寿
大橋 弘保
三木 孝昭
鈴木 晃
石河 信吾
原田 晃伸
榊原 健太朗

〇:初心者向け  ◎:初心者~熟練者向け

【理念・原理】 自然農法の歴史を世界や日本の時代背景に合わせて紹介すると共に、哲学と言われている自然農法の理念と原理、事例などを交えながら解説いたします。

【稲作】/【野菜作】 長年の研究・開発の成果を基に、地域の技術や特徴を活かし、育土(土づくり)から作業、収穫や保存・貯蔵までの重要ポイントをわかりやすく解説します。

【家庭菜園】 化学合成農薬や肥料に依存しない、安全安心で旬の美味しい野菜が収穫できる野菜栽培について初心者から上級者までの対象者に合わせた講義を行います。

【自家採種】 当センターの育種・品種紹介から自家採種のやり方・コツ、あるいは、ご希望によりタネ採り実践など、わかりやすく解説していきます。

【有機JAS】 有機農業の現状と有機JAS認証、認証をうけてから困らないため有機JAS講座、有機JASで使用可能や資材等など、公文書など理解が少し難しい内容を易しい言葉に置き換えながら、皆様の理解を深めていただける内容で解説いたします。

 

出前講座担当窓口
総務部総務課
TEL. 0263-91-1011
FAX. 0263-92-6880
<お問い合わせ・ご相談用フォーム
<ご用命・お申し込み用フォーム

 

講師一覧

氏 名 岩石 真嗣(いわいし しんじ) 岩石
プロフィール 1984年から自然農法を学び始める。
1991年~(財)自然農法国際研究開発センター 農業試験場 研究員
日本土壌協会2012年『有機栽培技術の手引(水稲・大豆編)』作成委員
2015年~(公財)自然農法国際研究開発センター 普及部長
2018年6月 同 理事長                            2020年6月 同 フェロー自然農法・有機農業に関する研究・普及に従事
2020年日本有機農業学会理事
メッセージ 米や大豆の労働生産性を高める雑草防除法として、除草しない除草技術を提案します。
有機農業・自然農法撲滅元年を謳(うた)った日本雑草学会に所属して活動し、有機農業研究を推進する異端の研究者です。
有機農業が社会貢献するためには、科学的再現性を高める技術開発と、病貧争の被害を皆無にする統合的技能の発揮がかかせません。
これまで一通りの野菜作にも挑戦し、多様で平和な生態系を創る観点から、雑草対策にとどまらず農薬不使用でのキャベツの病虫害防除にも持論を展開します。
現在、研究をまとめて雑草害や病虫害の発生しにくい土壌環境を目指した土づくり『育土』の実践と理解を深める活動に注力しています。
講義タイトル 自然農法
有機農業の技術化
雑草害の無い水田
畑づくり
病虫害を予防する土づくり「育土」
備 考 講師料:6万円(応相談)

 

氏 名 岩堀 寿(いわほり ひとし) 岩堀
プロフィール 昭和37年秋田県生まれ。
昭和57年(1982年)より自然農法センター勤務。研究部、普及部(東北地方で勤務3年半を含む)、認定事務局を経て、現総務部長・常務理事。有機JAS認証制度創設当時(2000年)から事務局員・検査員を務める。自然農法誌に「認定を受けてから困らないための有機JAS講座」を連載。関連機関とともに「自然農法の指針と基準(暫定版)」の作成に従事。
(一社)有機JAS資材評価協議会 審査担当理事。
NPO有機農業参入促進協議会理事。NPO全国有機農業推進協議会理事。
メッセージ 土を触ったこともなかった私が自然農法の世界に入って38年が経ち、今ではセンターで最古参となりました。22歳で岩手県に赴任した頃に「トロ土」という言葉が生まれました。その頃は草の生えない水田など夢でしかありませんでしたが、現在はそれが実現可能となり、社会に誇れる技術となったことを嬉しく思っています。
私は技術面の話はあまり得意ではありませんが、有機JASでは経験が長く、連載記事も掲載しましたので、JAS認証制度を農家にわかりやすく話すことには多少の自信があります。また有機JASで使える資材の確認手順をわかりやすくし、使える資材を増やすことを通して農家さんのお役に立てればと思っています。
最近は家庭菜園(自宅のある静岡県と単身赴任先の長野県、各約1a)で雑穀(アマランサス、キビ)他を栽培しています。やはり雑穀栽培は育土に効果が高いと感じています。雑穀の栽培も普及して国内自給率を高めていきたいです。
講義タイトル 認証を受けてから困らないための有機JAS講座。
有機JAS認証の概要。
有機JASで使用可能な資材。
自然農法の歴史。
自然農法の理念。

 

氏 名 大橋 弘保(おおはし ひろやす) 大橋
プロフィール 2000年の有機JAS検査認証制度創設当初から認証事業の事務局員として在籍、検査員として全国の有機認証農家や食品メーカーを回るとともに、判定業務にも従事し、有機農産物の生産行程管理者150事業者(生産者約330戸)、有機加工食品の生産行程管理者60事業者の認証に携わっている。
有機JAS規格見直し検討委員としてJAS規格の改正に携わるほか、一般社団法人有機JAS資材評価協議会で有機農産物の生産に使用する資材評価の検査員としても活動している。
メッセージ 有機農業をとりまく現状と有機JAS制度について、わかりやすく説明いたします。
講義タイトル  有機農業の現状と有機JAS認証

 

氏 名 三木 孝昭(みき たかあき) 三木
プロフィール 自然農法や有機農業による水稲栽培技術の研究・開発に20年以上従事し、その成果は日本有機農業学会・日本雑草学会の他、農水省の有機農業マニュアル、雑誌などで公表。また、農林水産省登録品種で水稲「はたはったん」を育成。JP2017090149A -「硫化水素検知装置及び水田における硫化水素の発生状況確認方法」を開発。
メッセージ 研究初期においては、雑草対策(除草10時間/10a)に四苦八苦しましたが、現在は雑草が害にならず除草労力は1/3、地域慣行農家と同程度の安定生産(9~10俵/10a、良食味)を実証し、生産者の参考となる栽培技術をほぼ確立しています。
自然農法の水稲栽培は栽培期間だけでなく、非栽培期間の管理もとても重要です。土づくりや育苗、水管理など時期や作業に合わせてポイントを絞った講座も可能ですので、一緒に勉強しませんか。
講義タイトル 育苗のポイント-イネの選種から育苗までのポイントを伝授-
草との付き合い方-水田雑草の生態と土の状態との関係-
水管理のポイント-イネの生育調整に役立つ水の駆け引き-
イネの病害、虫害のワンポイントアドバイス
イネの生育診断-イネの生活習慣を知ろう-
お米の品質-栽培と気象の関係から-
【今作を振り返り、次年度につなぐ!】
有機水稲栽培を成功させるためには
-除草が楽になる土づくりのポイント-
-生物と温度 旬を考えよう!-

 

氏 名 鈴木 晃(すずき あきら) 鈴木
プロフィール 自然農法センターの普及業務に従事して25年。最初は普及部国際課に配属され、留学で修学した中国語を活かし中華人民共和国における自然農法の普及に努めた。2004年、関東地区普及所(千葉農場)へ配属され野菜栽培試験・展示のほか、1都8県における自然農法技術の普及や家庭菜園講座講師に努めた。2011年、愛知県阿久比町に普及部の拠点を置き、知多草木農場を設立し、現在は西南暖地の粘質土壌における水稲・野菜栽培・自然農法品種の展示・日本ミツバチの養蜂や当センターが取り組んだ自然農法や有機農業の研究・開発の成果および全国の優良農家事例の情報収集・発信に努め、機関誌「自然農法」や書籍の発行も行っている。その他、地域の営農研究会に所属して生産者との技術・情報交流、地域住民を対象とした家庭菜園講座の講師も務めている。
メッセージ  家庭菜園の醍醐味は、
・旬の穫れたて野菜が味わえる。
・自分で野菜を育てるから安全安心の保証がある。
・野菜の生長過程を楽しめる。
・家族みんなで楽しめる菜園は共通の話題となる。
・体や指先を適度につかい健康に良い。
・良き先輩から学び、また、仲間と楽しく学び合える。
・大自然の仕組みや命を育てることの大切さを学ぶことができる。
・土や作物、生物等の観察を通していろいろなことに気づくことができるようになる。
・近所の人や友達にお裾分けができ、喜ばれる。
など、たくさんありますが、何と言っても身近な家族から「おいし~い!」と言われ、喜ばれることですよね。そして、自分の責任において、やりたいようにやり、失敗しては改善しながら、満足のいく菜園を楽しむことです。そんなお手伝いが少しでもできれば、それが私の喜びです。
講義タイトル 自然農法とは
自然農法家庭菜園の手引き~自然を楽しむ菜園講座~
自然農法の土づくり
微生物資材を活用した自然農法
はじめの一歩、土づくりの基本と春夏野菜栽培
はじめの一歩、土づくりの基本と秋冬野菜栽培
自分の畑の特徴を知ろう!
生ごみ発酵堆肥の作り方と活用法
病害虫対策の基本と応用について
紙コップで小さな菜園を育てよう!
主催者が希望するテーマに即した講義

 

氏 名 石河 信吾(いしこ しんご) 石河
プロフィール 99年より(財)自然農法センター(現:(公財)自然農法センター)に従事し、関東地区普及所に併設の千葉農場(千葉県我孫子市、現在は閉鎖)で畑作全般に関わり、品種育成、草生栽培、天敵を活用した栽培に関する研究を行い、関東、東北を中心に自然農法の普及に努める。2011年より知多草木農場で自然農法水稲、畑作を展示栽培しつつ、全国で実証圃場事業を農家と一緒に進めると共に、技術交流会を各地域で開催した。2015年より研究部育種課に配属し、種子の育成と普及に努める。
メッセージ 自然農法は人類の健康と、環境を守るために必要な技術であり、継承すべき文化です。自然農法を行うためには、健康な土と健康な種子が大事になってきます。これらの考え方、技術(やり方)を伝え、皆さんが自然農法を実施する手助けになれば幸いです。
講義タイトル 種苗法と自家採種
自家採種のやり方
自然農法センターの育種
自然農法センターの品種紹介
自然農法野菜栽培(家庭菜園)について
EMを活用した自然農法の野菜作

 

氏 名 原田 晃伸(はらだ あきのぶ) harada
プロフィール 全国の家庭菜園者、有機農業者向けに有機栽培向き野菜品種の研究開発を担当。おもにトマト、ナス、ピーマンといったナス科やアブラナ科のカブなどの研究開発を進めている。
また、研究過程で得た知見を整理し、種子生産業務の工程改善、執筆活動、Webによる情報発信などを行う。
おもな著書として、「これならできる!自家採種コツのコツ-失敗しないポイントと手順」(農文協発行2016年)執筆。「種から種へつなぐ」(創森社発行2013年)分筆。
メッセージ タネを大切に思い、タネ採りする方もおられます。自家採種は手間がかかることがありますが、要点さえ押さえれば家庭菜園の延長で誰でも楽しむことができます。菜園を楽しみながらタネの育て方を一緒に勉強しませんか。
講義タイトル 自然農法種子の生かし方~育種編 育苗編 栽培編 自家採種編
自然農法による育種の取り組み
自家採種のコツ

 

氏 名 榊原 健太朗(さかきばら けんたろう) 榊原
プロフィール 自然農法・有機農業農家さんを訪問して、情報共有と発信をする普及に携わって25年以上。
はじめは有用微生物応用研究会の運営や事例の取材、有機JAS認証業務立ち上げを中心に携わり、途中、 農業資材メーカーに出向し、資材開発業務に5年ほど従事する。
その後、香川に赴任して四国4県を担当。2012年より愛知県の知多草木農場から、有機農業・自然農法技術交流会の運営や事例集編集など全国の実証圃場を主体とした普及に携わる。
現在は、自然農法の種子や自家採種を主体とした「タネから自然農法」の普及をすすめている。
メッセージ 昔は、農薬を使わない野菜は穴だらけ・虫だらけが当たり前といったイメージでしたが、今は違ってきています。
地域(風土)に合わせて畑環境や土を良くして(育土)、時期(旬)に合った適当な品目・品種(種)を植え付ければ、綺麗でおいしい野菜がとれることがわかっています。
それぞれの地域や畑にあった小さな気づきを積み重ねていくことがポイントで、農薬を使わないではなく、使う必要がない栽培が可能になります。
水田や畑、大規模や小規模などそれぞれメリットがあります。良い点はさらに良く、そうでないところはそれなりに、成功も失敗も共有できるように、有機農業や自然農法を一緒に勉強していきましょう。
講義タイトル 自然農法概論
有機農業・自然農法における雑草対策
緑肥や堆肥を活用した土づくり(育土)と圃場環境づくり(生態系制御)
農薬や化学肥料に頼らない野菜づくり
有機農業・自然農法事例紹介
普及活動