公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

緑肥による育土2016.10.24

先日、緑肥として栽培したクロタラリアの調査をしました。写真の区画(D圃場)は昨年からダイコンの採種区画としています。

ダイコンの母本(青果物)を11月頃に植えて翌春花が咲き、6月頃に種を取ります。今年は種取り2年目となります。

このクロタラリアは、6月にダイコンの種取りをした後、7月下旬に播種したものです。10月現在花が咲き、背丈は約2.5m、生重は約7t/10aになりました。クロタラリア播種前には草質堆肥を表層施用しています。

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クロタラリアはマメ科の植物です。緑肥として土づくりの材料になり、窒素固定して地力も養います。また、地域的に粘土質の土壌ですが、写真のように根が下に20~25cm伸びており、植物の根による排水改善を期待しています。

写真でも分かる通り、堆肥を散布したこともあり、更によく根が張っており、表層10cm程度土壌の団粒化が進んでいます。

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今後はクロタラリアを刈り倒してマルチにし、この根張りを活かしながら不耕起でダイコンを植えようと考えています。

圃場だより