公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

冬を生き抜いたタマネギたち2018.3.23

暦では春分を迎え、農場のモクレンも満開期を迎えました。

写真1
さて、先日、タマネギの生育を調査しました。
以前のブログに書きましたが、今年のタマネギ栽培ではマルチ色を黒と白で試したこと、タマネギを厳寒から守るために保温ネット(タフベル)をべたがけし
た場合の効果を確認していました。
調査は1株の葉で生葉(葉の緑部の長さが1/2以上)本数と、葉先の枯れを除く葉の長さを調べました。
どうやら、白マルチと黒マルチの比較では黒マルチの方が生葉数多く、葉も長く生長していました。

写真2白マルチ+ネット白マルチ+ネット

写真3黒マルチ+ネット黒マルチ+ネット

 

冬の間の地温をちょくちょく見ていたら、黒マルチの方が高い時が多かったです。

写真4 白マルチの地温白マルチの地温(5.2℃)

写真5黒マルチの地温黒マルチの地温

 

保温ネットなしの場合は、どちらのマルチ色も生育は少し緩慢でした。

写真6白マルチのみ白マルチのみ

写真7黒マルチのみ黒マルチのみ

収穫予定は5月下旬なのでまだ確定ではありませんが、冬場に地温を温めて、保温ネットで苗を寒気から保温と防風すると、タマネギの生育は進んだようでした。(H.Y.)

圃場だより