公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

田んぼの春耕2018.4.6

知多草木農場の水田は5月から田植えが始まります。そろそろ育苗も始まるのと同時に田んぼの準備も始まります。

写真の田んぼは、10月の秋耕後秋冬雑草が生えそろった田んぼです。雑草の種類はスズメノテッポウ、スズメノカタビラと思われます。農場では、これら秋冬雑草も土づくりの材料に使うことを一つの狙いとしています。5月に田植えするので1ヶ月前には春耕耘して雑草をすき込みたいと考えていました。

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雑草(10数cm)ごとロータリーで耕耘しようと思っていましたが、粘土質土壌で圃場の一部がまだ表層まで濡れており、耕耘のタイミングを図っていました。そこでまず、3月末にこれら雑草をハンマーナイフで砕き、地上に光を当て数日表層を乾かしました。下写真は一部表層がまだ濡れていた場所。

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下写真はハンマーナイフをかけて数日後土壌。濡れていた場所も表層5cmくらいは乾きました。

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4月に入り、雨が降る前に無事耕耘ができました。土が適度に乾いていて土塊が大きくならないような深さを設定し耕耘しました。

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ちなみに当地域では10月いっぱいまでに秋耕耘しておけば秋冬雑草が生え揃います。他圃場ではレンゲなど緑肥を活用している圃場もあります。

(D.A)

 

圃場だより