公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

3月中旬のC圃場ー生物多様性の指標生物2019.3.8

育土比較をしているC圃場にもすっかり春が訪れました。

現在、野菜の作付けはタマネギのみですが、その他の植生は区によって違っていたので紹介します。

C1区:冬場に作付けしない畝はマメ科緑肥ヘアリーベッチを輪作しました。毎年のことながら見事に繁茂し、他植生を寄せ付けません。

写真1

畑に還した小カブからは菜の花が咲き始めていました。

写真2

 

C2区:冬に作付けなかった場所は裸地にしていたため、オドリコソウが満開を迎えようとしています。長年、堆肥とボカシ肥による育土で肥沃化したようです。

写真3

 

C3区:畝によって植生が異なりました。向かって一番右側は昨年暮れまでレタスを作付けていた畝ですが、片付けた後はオドリコソウが優先しています。

一方、まん中はダイコンを作付けていた畝ですが、イネ科雑草が優先しています。

写真4

昨年3月の写真を確認すると逆に真ん中がオドリコソウで右がイネ科雑草になっていました。

写真5

C3区はどの畝にも堆肥やボカシ肥を施用してこなかったのですが、レタス跡地はオドリコソウが育ちやすく、ダイコン跡地はイネ科雑草が育ちやすい環境なのだろうか??

 

全区に共通して元気だった生きものは「農業に有用な生物多様性の指標生物」とされるテントウムシ類でした。

写真6

どの区も8年間有機栽培を続けてきたことにかわりはないので、圃場全体の命を育む力(命育力…造語です(・。-;))は高まったのでしょうか?

動植物の営みを活かして圃場環境を良くし、結果永続性のある農業に発展することが自然農法や有機農業の理念であるならば、目標は少しずつですが達成されてきたのかもしれません。課題は野菜収量をもう少し確保できるような生産力向上です。

最後に、水栓の土蛙はまだ居ました!(H.Y.)

写真7

圃場だより