公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

根圏の役割交代2018.2.13

立春を迎え、緑肥を水田裏作している圃場にも暖かさが訪れてきました。

写真1

昨秋に播いた緑肥4種類も大寒期をなんとか乗り越えました。

写真は1月中旬に撮影した緑肥の様子です。

写真2

↑レンゲ:ややアントシアニン出ていました。

写真3

↑ヘアリーベッチ:アントシアニンかなり出ていました。これは寒さだけではなく、湿害の症状でもあるようです。ただし、暖かくなればある程度回復します。

写真4

↑シロクローバー:年内はレンゲやヘアリーベッチに比べると生育は1番ゆっくりでしたが枯れることなく耐えました。

写真5

↑イタリアンライグラス:上から見るともっとも繁茂していました。イネ科の中では湿地に強いことは確かなようです。

 

さて、先日、レンゲ区に残る稲株を掘って根をみたら、すでにレンゲは白い根をだいぶ伸ばし、根粒菌が着生していました。

写真6

褐色になっているのは水稲根です。昨年の秋にお米を与えてくれた稲たちは役割を終え、土づくりの主役をレンゲの根にバトンタッチをしているかのようでした。(H.Y.)

圃場だより